睡眠時無呼吸症候群の診断と治療
こんな症状はありませんか?
眠っているとき
- いびきをかく。
- 息が止まる。
- 息が苦しくて目が覚める。
- なんども目を覚まし、トイレに行く。
日中、起きているとき
- 起床時、頭痛・肩こりがひどい、のどが痛い。
- なんとなく体調がすぐれない
- とてもだるくて寝た気がしない。
- 会議や仕事中、昼食後、しばしば居眠りをする。
- 記憶力や集中力が低下する。
いずれも睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者様がよく訴える症状です。
自己診断テスト
昼間いつも眠い |
集中力が落ちてきた |
いくら寝ても眠い |
夜間、何度か目を覚ます |
朝の目覚めがすっきりしない |
夜間、何回もトイレに行く |
朝起きると頭が痛い |
いびきがうるさいと言われる |
居眠りをよくする |
精神的に不安定になる |
上の質問に3つ以上あてはまる方は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがありますのでご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群てなに?
眠っているときに、「無呼吸(10秒以上呼吸が止まる)または低呼吸(10秒以上呼吸が浅い)」が1時間あたり5回以上の時に診断される病気です。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
英語でSleep Apnea Syndromeといわれ、SASと呼ばれています。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS:SASの一番多いタイプです。)
通常の呼吸。 気道が開いて、空気が肺に自然に流れる |
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睡眠時無呼吸症候群。 気道が閉塞し、空気の流れが妨げられる |
当院で行っている検査
簡易睡眠時無呼吸(スクリーニング)検査と自宅でできる終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行うことができます。簡易睡眠時無呼吸検査(スクリーニング)検査は、指と鼻にセンサーをつけるだけの簡単な機器を自宅でつけて、寝ている間に検査ができる検査です。
検査料金は保険適用があります。検査費用は初回は初診料、診察料を入れて、およそ4,000円程度です。 診断は自宅で行う簡単な簡易無呼吸検査により測定後、3日から7日で結果がわかります。いびき、夜間の呼吸が止まっていると言われた、起床時喉が痛い、頭痛、だるい、血圧が140/以上など、さまざまな症状が起床時に出現しますが、昼頃には血圧も下がり、体調も改善するのが大きな特徴です。ただし、ほとんど寝ていない状態なので会議中、昼食後、映画鑑賞中に突然、寝てしまいます。重度の方は居眠り運転・蛇行運転により交通事故の原因になります。最近、なんとなく調子が悪い、体調不良がある方は原因を調べてはいかがでしょうか?上手にできなかった場合、無料で再検査ができます。
簡易睡眠時無呼吸検査(スクリーニング)検査で中等症と診断された方は、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査をお勧めします。終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査は、検査費用は初回は初診料、診察料を入れて、およそ1万3000円程度です。多くのデータを必要とするため額と顎、指、鼻、胸部・腹部ベルトなどに多くのセンサーをつける必要があります。センサーが多いだけ精密度が上がり、自宅で入眠時の脳波、呼吸状態まで精密に調べることができます。今までの入院施設のある専門病院で入院しなければできなかった終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を自宅で再現できるため、費用も3万5000円前後かかった検査がおよそ1万3000円程度でできること、1泊入院検査の予定が立てることが困難な方にお勧めしています。結果は検査後、7日以内に病院でご説明できます。上手にできなかった場合、無料で再検査ができます。
当院の治療方針
当院では問診、診察、簡易睡眠時無呼吸(スクリーニング)検査により、自宅での睡眠状態を検査し、適切な診断と治療を心がけています。検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された患者様は重症度により4つの治療法があります。
1時間に10秒以上の低呼吸・呼吸停止が5回未満の方は正常です。5回以上の方は、睡眠時無呼吸症(SAS)と診断されます。
また、1時間あたりの低呼吸・呼吸停止が40回未満の方は、入院施設のある専門病院で一晩中、脳波を測定しなが睡眠時無呼吸検査を行う終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行う必要がありますが、困難な方は当院で自宅での終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を提案させていただきます。PSGの場合、1時間あたり低呼吸・呼吸停止が20回以上なら中等度睡眠時無呼吸症と診断され、CPAP導入ができます。
(1)CPAP療法
睡眠時無呼吸症候群の治療法の中で最も有効性が高く、安全かつ確実な方法がCPAP療法です。睡眠中に鼻マスクを装着し、鼻マスクから空気が一定圧で送り込まれ、睡眠中に緩んだ喉の筋肉によって喉が塞がってしまうのを防ぎます。
簡易睡眠時無呼吸検査で40回以上、PSGで20回以上の患者様にはのどの閉塞を解除するCPAP治療をお勧めいたします。
(2)扁桃腺切除
明らかに扁桃腺が大きく、扁桃腺によりひどいいびき、体調に影響する睡眠時無呼吸症候群がある場合、信頼できる耳鼻咽喉科をご紹介いたします。
(3)マウスピスー治療
簡易睡眠時無呼吸検査で10回以上、20回未満の患者様に適応があります。専門の口腔外科・歯科へご紹介いたします。
(4)ナスステント
明らかに鼻閉による口呼吸によりいびき、睡眠時無呼吸症候が認められる場合。当院で導入場合と専門に行っている耳鼻咽喉科へのご紹介とさせていただいております。
睡眠時無呼吸症候群は高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満症、生活習慣病、不整脈、心不全、脳梗塞、脳出血、突然死の原因となります。いびきや夜間無呼吸を指摘される方、明け方から出現する頭痛、起床時のだるさ、昼間眠くなるような方は早めに当院へご連絡あるいは受診をお勧めいたします。
久喜市上内1746 高橋医院(鷲宮)
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