不整脈・息切れ(ホルター心電図)
脈の乱れと症状および検査
心臓は全身に酸素と栄養素を運ぶ血液を押し出す大切な仕事をしています。1分間に60から80回、拍動することにより5リットル前後の血液を送り出します。脈が乱れても、早くなりすぎても、遅くなりすぎても十分な血液が送り出せなくなり、動悸、息切れ(息苦しさ)、めまいなどの症状として出現することがあります。
また、高齢化にともない60歳以上の10人の1~2人に心房細動が原因で重篤な脳血栓症(脳梗塞)を合併します。しかし、脈の乱れ、胸部違和感のため来院される方もいますが、自覚症状がない方も多く、安全な検査としてホルター(24時間心電図)をお勧めします。
当院での検査について
当院では、心電図検査、ホルター心電図(24時間心電図)やエックス線検査、心臓超音波(心臓エコー)検査により、不整脈・狭心症の診断を行います。
ホルター心電図
ホルター心電図はとても小さく、胸にテープで止めるだけです。検査の目的は、日常生活における24時間の心電図を記録することです。翌日30分程度で解析ができるので不整脈の有無・重症度または狭心症などの診断ができ、内服薬の必要性や連携医療機関での精密検査が迅速にできます。
日常生活に支障をきたすことなく、不整脈、狭心症の診断および治療効果を簡単に評価できる有用な検査です。
検査時間 | 自宅で24時間施行 |
検査方法 |
2日間の来院が必要です。希望により入浴・シャワーが可能な機器もご用意してます。日常生活での心臓の状態を調べるのが目的です。 |
検査でわかる病気 |
不整脈、狭心症など。 |
検査の予約について | 診察時またはお電話でもご予約可能です。 |