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心房細動の検査・治療

心房細動とは、60歳以上の10人に1から2人に出現する不整脈の病気です。高齢化にともない急増する病気で、特に心臓内にできる血栓が脳に飛ぶことにより、10人中6人は一人で歩くことが困難になる重篤な心原性脳塞栓症を合併します。生活習慣病に合併することが多く、高血圧治療中の方で、最近、脈が飛ぶ、脈が乱れる、動悸が出たり、脈がばらばらになったり、息切れが出現する場合、心房細動を合併している可能性があります。

当院で行っている検査

心房細動の合併症は重篤なため、早期の検査が必要です。思い当たる症状を感じた方は、早めの受診と胸部レントゲン検査、心電図、心臓超音波、血液検査および自宅での心電図として24時間心電図(ホルタ―心電図)などの総合検査をお勧めします。

当院の治療方針

当院では丁寧な問診、診察、前記検査の総合結果により、適切な診断と治療を心がけています。たとえ心房細動であっても、すべての方が治療を必要とするわけではありません。心臓内にできる血栓が脳に飛ぶ心原性脳塞栓症を起こしにくい方か、起こしやすい方を判定することによる下記のの治療方針があります。

心原性脳塞栓症を起こしにくい方

経過観察
生活習慣病にならないように食事や運動指導を行います

心原性脳塞栓症を起こしやすい方

血液をさらさらにし、心臓内の血栓を作らせないような内服治療(抗凝固療法)
心臓内カテーテル治療(アブレーション)
75歳以上の方、高血圧症、脳梗塞の既往症の方など心原性脳塞栓症を合併する危険度の高い方は、ワアワリンや新薬であるプラザキサ(ダビガトラン)などの血液をさらさらにして、心臓内の血栓を作らせないような治療(抗凝固療法)を外来通院で行うことができます。また、内服治療より積極的な治療として心房細動の原因ルートを電熱焼却する心臓内カテーテル治療(アブレーション)治療を不整脈の専門病院で行う方法があります。合併症を起こした場合、詳しい検査や専門的な治療を希望される場合は連携医療機関に紹介させていただきます。

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